その人は。
柔らかい言葉とどこか寂しさが。
そこが違ってた。
サイト内でメールしてくる他の人達とは違ってた。
数日間、サイト内でお互いが探りあい。
彼がこちらのアドレスでやりとりしましょう。
私は自分のアドレスを誰かもわからない人に教えるのは抵抗があった。
だから、アカウントをもうひとつ取得し、
そこから送った。
毎日が輝いた。
朝からおはよう。
いってらっしゃい。
お昼ご飯は何を食べてるか。
夜はメールを沢山して。
おやすみ。
好きになっていった。
顔も知らないその人を。
その人は。
柔らかい言葉とどこか寂しさが。
そこが違ってた。
サイト内でメールしてくる他の人達とは違ってた。
数日間、サイト内でお互いが探りあい。
彼がこちらのアドレスでやりとりしましょう。
私は自分のアドレスを誰かもわからない人に教えるのは抵抗があった。
だから、アカウントをもうひとつ取得し、
そこから送った。
毎日が輝いた。
朝からおはよう。
いってらっしゃい。
お昼ご飯は何を食べてるか。
夜はメールを沢山して。
おやすみ。
好きになっていった。
顔も知らないその人を。
私がムカついてるその人とは。
出会い系サイトでした。
当時の私はぼろぼろ。
家庭も。
不倫に導いた最初の彼とも。
出会い系サイトは、
なんだかどきどきした。
からだ目当てなんだろうけど。
たくさんメールが来て。
そう、その人もその中の一人だった。
その人は、私に言った。
私をコントロールしたいの?
どうして見守ってくれないのか。
って。
そのあと、畳み掛けた。
れいさんは、私が不都合だったんですよね?
これだけは忘れられない。
コントロールと不都合。
御前はロボットか。
頭でっかち。
学歴だけで。
人間味なし。
自分が終わらせておいて。
メールよこして。
バカにするな。