私はなに?

ダブル不倫の葛藤

最初の頃のその人

その人は。

柔らかい言葉とどこか寂しさが。


そこが違ってた。

サイト内でメールしてくる他の人達とは違ってた。


数日間、サイト内でお互いが探りあい。


彼がこちらのアドレスでやりとりしましょう。


私は自分のアドレスを誰かもわからない人に教えるのは抵抗があった。


だから、アカウントをもうひとつ取得し、

そこから送った。


毎日が輝いた。


朝からおはよう。

いってらっしゃい。

お昼ご飯は何を食べてるか。

夜はメールを沢山して。

おやすみ。


好きになっていった。


顔も知らないその人を。